神鋼鋼線工業 製品説明会の申し込み
狭小空間 狭小空間
足場の制限 足場の制限
設備の干渉 設備の干渉
搬入の制限 搬入の制限
制限のある条件下 での耐震補強に

耐震ケーブルブレース

  • 0.85kg/m〜 軽くて柔軟
  • 工期を半分以下に短縮
  • 既存設備の移設・付帯工事が最小限
  • 一般的なブレースとほぼ同様設計手法

施工時に特別な資格は不要。
基本的にメンテナンスフリーで使用可能です。

施工事例

2013年の販売開始より、200件以上の施設で採用実績があります。採用先は、工場や倉庫、
体育館、給油所、病院、駐輪場など、多岐に渡ります。
  • 屋根
  • 壁(鉛直ブレース)
  • 定着金具
  • 大梁や小梁に囲まれた各グリッドにケーブルブレースを配置します。複数グリッドにまたがって配置する場合は、定着部を減らすことが可能です。
  • ケーブルブレースは細径のため、狭いスペースにも設置ができます。 間柱に小さな開口を設けたり、設備の移設なしでの施工が可能です。
  • ガセットプレートの材質は、基本的に490N/㎜2級(一部、400N/㎜2に対応)です。トラス梁への定着やツイン配置への変更も可能です。
    • 東北地区 公立中学校の体育館
    • 関東地区 私立高校の体育館
    • 北陸地区 大手食品メーカーの工場
    • 関西地区 大手鉄鋼メーカーの工場
    • 四国地区 私立幼稚園の多目的室
    • 関西地区 
      大手電機メーカーの工場

      • 間柱貫通
      • 無火気
      • 設備移設無し
    • 関東地区 
      私立高校の体育館

      • 無火気
      • 足場低減
    • 東北地区 
      大手鋼材メーカーの工場

      • 足場低減
    • 関西地区 大手電機メーカーの工場
    • 関東地区 私立高校の体育館
    • 東北地区 大手鋼材メーカーの工場
    • ボルト式接合

    • ボルト式接合

    • ボルト式接合
      (トラス梁)

    • ボルト式接合
      (トラス梁)

    • 現場溶接

    • 現場溶接
      (モルタル仕上げ)

    • 現場溶接(ダブリング)

    • 現場溶接
      (円柱、ダブリング)

    • ボルト圧着

    • ボルト式接合
    • ボルト式接合
    • ボルト式接合(トラス梁)
    • ボルト式接合(トラス梁)
    • 現場溶接
    • 現場溶接(モルタル仕上げ)
    • 現場溶接(ダブリング)
    • 現場溶接(円柱、ダブリング)
    • ボルト圧着

耐震ケーブルブレースとは

耐震ケーブルブレースは、ケーブルタイプの耐震補強部材です。
一般的なブレースと比べて、強度は約5倍で端末金具がコンパクトです。
多様なガセットプレートで、屋根から壁まで、様々な場面に活用できます。
  • φ15.2mm、長さ15m のケーブルを巻いた状態

    φ15.2mm、長さ15m のケーブルを巻いた状態

  • 屋根での施工の様子
 

耐震ケーブルブレースの優位性

耐震ケーブルブレースは、一般的なブレースと比べ、軽量で柔軟性に富み、足場の使用量も減らせるので、
施工期間を短縮して全体コストを削減することが可能です。
ゼネコン・施工業者様へ

耐震ケーブルブレース 取り付け体験

神鋼鋼線工業 尼崎本社にて、
耐震ケーブルブレースの取り付けを体験いただけます。
一度簡単取り付けを試してみませんか?

施工の優位性

耐震ケーブルブレースは、持ち運びやすく、火を使わない施工や人力での張力導入が可能なため、
多様な場所で安心安全に施工できます。
  • 火を使わない施工も可能
    火を使わない施工も可能
    定着金具の取り付けは、ボルト式接合を推奨しています。現場で梁や柱に小さな孔を開けるだけで取り付けができるので、火を使わない施工ができます。
    ※現場溶接の選択も可能です
  • 持ち運びやすい
    持ち運びやすい
    長尺品を直径1.5m程度のコイル状に巻いて、輸送ができます。一般的なブレースの約1/5の軽さで、運搬に大型重機は不要です。
  • 人力で張力導入
    人力で張力導入
    軽量で柔軟性が高く、狭い空間でも配線作業が容易です。トルクレンチで緊張端を人力で回し、最大30kNの張力を導入できます。
耐震ケーブルブレースの施工の様子を動画でご覧ください
  • 屋根での施工の様子
    動画:高校の体育館
  • 高所作業車を用いた施工の様子
    動画:大手鉄鋼メーカーの工場
  • 取付時の注意事項と管理内容
    動画:社内撮影

よくある質問

審査証明
審査証明の適用範囲、「純鉄骨造(上下部構造が鉄骨造)の山形屋根」を逸脱する場合、ケーブルブレースは使用できますか?
  • ・審査証明は、検討期間、費用等に鑑み、最も市場の見込みがある、「純鉄骨造の山形屋根」に関して取得しました。
  • ・屋根形状が片流れ、フラットであっても、同様の効果を発揮すると考えています。
  • ・梁間方向の荷重伝達、壁向けの用途でも、以下の伸び特性を考慮し、適用できます。
    • →高強度で断面積が小さいケーブルは、SS400の材(躯体等)が約0.7%、塑性域に入った状態で使用引張力に達します。
    • →SS400の塑性伸びは20%以上であり、耐震補強においては終局時の塑性変形が許容されているため、問題とならない場合が多いです。
壁面ブレースにも使用可能ですか?審査証明に含まれていますか?
壁面ブレースとして使用する場合、屋根向けと異なる扱いとなりますか?
  • ・審査証明は、屋根向けの複数スパンに跨る配置に関して取得しています。
  • ・壁向け、屋根向けの単独スパン、従来工法の置換の場合、以下の伸び特性を考慮し、適用できます。
    • →高強度で断面積が小さいケーブルは、SS400の材(躯体等)が約0.7%、塑性域に入った状態で使用引張力に達します。
    • →SS400の塑性伸びは20%以上であり、耐震補強においては終局時の塑性変形が許容されているため、問題とならない場合が多いです。
  • ・使用引張力は、端末金具付の繰り返し引張試験を行い、審査証明で0.85Py(0.72Pu)と定められています。
    • →屋根向け、壁向け、配置スパン数によらず、使用引張力は0.85Pyとなります。
    • →保有耐力接合を満足するため、靭性指標は3.3となります。
設計
ケーブルを複数スパンに跨って配置する場合、大梁中間点の抑えが無くなるため、変形が大きくなる等、耐震補強性能が落ちませんか?
既存ブレースの制約(外周連続配置、必要耐力の50%以上)を満足していない物件での適用事例はありますか?
  • ・必要耐力の平均で50%以上の耐力を有する既存ブレースが、外周部に連続して配置されている場合、ケーブルを複数スパンに跨って配置しても、屋根面全体で小梁間変計角が1/200以下となります。
    • →審査証明を取得する際、3種類のモデル、3種類の地震波で応答解析を行い、必要な耐震性能を有することを確認しています。
  • ・必要耐力の平均で50%以上の耐力:例えば、片側3通りの屋根で、耐震診断において、桁行方向の各通りの耐力が必要耐力の30%、40%、90%の場合、平均の耐力は53%となるため、条件を満足します。
  • ・これまで、物件対応を行ってきた中で、上記を逸脱した既存ブレースは殆ど無く、あまり足枷にはならないと考えています。
    • →過去、1例のみ、既存ブレースが外周部に不連続の物件で、歯抜け部への既存ブレース同等材の追加を提案した事例はあります。
定着金具の設計は、神鋼鋼線工業で対応可能でしょうか?
  • ・躯体との取合部に関しては、基規準に準じて設計者殿で検討をお願いしています。
  • ・当社では、ケーブルと取合うガセットプレートに関して、ボルト接合用、現場溶接用の標準を定め、特記仕様書に記載しています。
  • ・定着金具の設計用の参考資料として、ボルト接合、溶接接合に関するExcel計算シートをご用意しております。
製品
屋外で使用する場合、耐候性の問題は無いでしょうか?
  • 〇より線部の耐候性について
  • ・径により異なりますが、より線(素線)のめっき付着量は220~270 g/m2以上です。
  • ・屋外使用の場合、めっき線の上に、高密度ポリエチレンの被覆を施す仕様を推奨しています。
  • 〇端末金具の耐候性について
  • ・SUS品を除き、端末金具には溶融亜鉛めっきを施し、ネジ部を除き、JIS H 8641のHDZ55(550g/m2以上の付着量)を満足する仕様です。
    • →ネジ部は露出しません。
  • ・屋外使用の場合でも、端末金具は溶融亜鉛めっき仕様が標準となります。
10mでの各径の重量はどのくらいですか?
  • ・φ12.7:約16kg φ15.2:約24kg φ17.8:約37kg φ19.3:約46kg φ21.8:約64kg φ28.6:約120kg
施工
施工者に必要な資格等はありますか?
  • ・資格等は不要です。
    • →ケーブルの展開時、「コイルの内側に身を置く」「反発に注意する」等の注意点はあります。
    • →初めて使用頂く際、納入時に当社より指導員を派遣し、取扱い説明を行います。
取付、張力導入等の施工指針、管理項目はありますか?
  • ・施工マニュアル、物件毎の施工シートをご用意しています。
  • ・管理項目としては、手締めでの導入張力、止めネジの締付となります。
    • →施工マニュアルにチェックシートの例を記載しています。
維持管理
設置後のメンテナンス(保守管理)は必要ですか?
  • ・基本的には、メンテナンスフリーです。
    • →万が一、変状が生じた場合、ケーブルのたわみが大きくなる可能性が高いです。
    • →大地震後にたわみが大きくなった場合、ケーブル部に関して、都度のご契約での点検対応も可能です。
  • ・屋内での通常環境であれば、標準仕様の溶融亜鉛めっきで問題ありません。
    • →屋外や特殊環境(塩素雰囲気等)の場合、より線の外周に高密度ポリエチレンの被覆を施した仕様を推奨しております。

関連資料

資料をクリックするとすぐに閲覧いただけます。
  

ー 技術者向け特別資料 ー

定着金具計算シート

特記仕様書(dwg等)

設計マニュアル

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