駅舎の耐震対策に|耐震ケーブルブレース
耐震ケーブルブレースは後から取り付け可能な耐震補強用部材です。
0.85kg/m〜と軽くて柔軟な特徴を持ち、施工性に優れているため既存設備の移設・付帯工事を最小限に抑えた耐震補強を実現します。
また、スピーディーな取り付けが可能なため、線閉時間内での短時間の施工にも適しています。
・短時間で施工可能(線閉後から始発の2時間前の間での施工実績あり)
・足場が最小限となり、設置と撤去に要する時間を削減可能(=ブレースの設置時間をより確保できる)
・駅舎の屋根補強だけでなく、壁補強に利用可能
・ホームを跨ぐ歩道橋の補強にも最適。夜間作業でも簡単設置
・屋外でも被覆タイプを採用することで防錆対策も可能
駅舎の耐震施工事例
1. 関東エリア 駅舎
設備規模 | 2面4線、1日平均乗降人数約7,000人 |
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施工本数 | 96本(C-BR12.7mm,17.8mm,19.3mm,28.6mm) |
施工時の条件 | 線閉時間内での短時間施工 |
2. 関東エリア 駅舎・跨線橋
設備規模 | 2面3線、1日平均乗降人数約3,000人 |
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施工本数 | 30本(C-BR12.7mm,15.2mm) |
施工時の条件 | 線閉時間内での短時間施工 |
耐震ケーブルブレースとは?
建物の耐震補強と聞くと、壁に斜めに取り付けられた太い鉄骨部材(ブレース)を思い浮かべるでしょう。そのブレースを形鋼や棒鋼ではなくワイヤロープ(PC鋼より線)に置き換えたものが「耐震ケーブルブレース」です。
耐震ケーブルブレースは柔軟性に富み、狭いスペースを通して設置することができます。作業員が一人しか入れないような空間にケーブルブレースを搬入し、片側の端末金具を下にいる作業員に向けて下ろして設置する、といった施工も可能です。
足場の設置も最小限で済み、既存設備の移動が基本的に不要です。
(※ 場合によりますので、詳しくはご相談ください)
壁面への設備を避けての設置例
さらに、端末金具を入れても直径約2m以内のリング状にまとめられます。階段やエレベーターを使ってコンパクトに搬入することができるため、「長尺の鋼材が現場に搬入できるのか」といった事前の確認のための調査手間や、実際に搬入する人員の削減ができます。
壁を開孔しての水平ブレース設置
間柱を開孔しての軸ブレース設置
狭小空間での軸ブレース設置
導入を検討されている設計者様へ
鉄骨設計は建物の骨格だけに失敗が許されないので、新工法は設計・施工に不安な点もあるかと思います。耐震ケーブルブレースは販売開始から10年以上が経過し、導入実績は200件以上と年々増加しております。初めて施工される時は、納入時または取付時など、ご希望の日時に弊社より指導員を派遣して、取り扱い説明をいたします。
設計上のご不明点は、ぜひお問い合せフォームからお聞かせください。関連資料もダウンロードできますので、検討のお役に立てたらと思います。
施工を希望されている施主様へ
弊社では信頼できる施工会社様をご紹介しておりますので、お気軽にお問い合せください。尚、お付き合いのある施工会社様での施工も可能です。