INTERVIEW
製造現場の最前線で、
技術力向上と業務改善に全力投球
製造部
H.K
【入社時期】2018年
【配 属 先】生産本部尼崎事業所製造部鋼線製造室
【事業所名】尼崎事業所
【出身学部】理工学研究科物質生命工学専攻
入社1~2年目は尼崎事業所の品質保証室に配属され、検査業務の作業改善・精度向上、不良品のデータ分析、検査機器の台帳管理等を担当しました。3~5年目は開発部プロセス技術室に異動し、品質向上、コストダウン等を目的に工程プロセスに関わる調査・開発業務に従事していました。そして、6年目から製造部鋼線製造室に異動し、現在入社7年目となります。鋼線製造室では品質改善、歩留まり向上、操業安定を主に担当しています。


仕事紹介
製造部生産本部尼崎事業所製造部鋼線製造室
尼崎事業所にある製造部鋼線製造室では、製品の製造プロセス全体を担当しています。具体的には、製品の品質管理や生産効率の向上に努め、製造設備の維持・管理や改善活動も行います。お客様からの要望量必達に向け、安定した生産を実現することが目標です。品質の高い製品を安定して提供するため、製造現場の最前線で、日々技術力の向上と業務改善に取り組んでいます。

QUESTION.01
入社して一番成長を実感した瞬間や、達成感を感じたエピソードを教えてください。
入社1年目の終わりから取り組みを始めた、検査業務の自動記録・計算を達成したことです。それまでは、測定結果を手書きで記録・計算をしていましたが、検査作業者、先輩、システム室に相談しながらシステム内容を決定し、最終的には付着量試験、引張試験の2件で自動記録・計算を達成。品質データの精度向上、検査業務の効率化が図れました。この経験を通じて、自信がつき、成長を実感しました。
QUESTION.02
当社を選んだ決め手と、入社前と後でイメージが変わった点があれば教えてください。
当社を選んだ決め手は、自動車やプリンターのばね、エレベーターや橋梁用のロープといった社会の生活基盤に携わる製品を製作していることに魅力を感じたからです。直接当社の製品を見ることは少ないかもしれませんが、自分が携わった製品が世の中に沢山あることは自慢ができます。入社前後でイメージが変わった点については、若手でも新しいことへの挑戦や大きな仕事に携わることができることです。提案内容が良ければ、やらせてもらいやすい環境でもあります。

QUESTION.03
学生時代、就職に対して何か不安や疑問を感じていましたか?
それは入社後、どのように解決・変化しましたか?
専門知識の習得と現場作業の理解をどのようにすればよいか不安がありました。入社後は、先輩に業務内容を教わりながら、製品工程や専門知識を教えていただきました。また、現場実習の機会も与えてくださり、現場作業の内容を直接見たり、作業者の方に疑問点を聞くことができました。現在でも分からないことがあれば、部門を超えても教えてもらえるので、不安が解消されました。
QUESTION.04
社会人になって良かったと思うことは何ですか?
また、学生時代にもっとやっておけば良かったと思うことがあれば教えてください。
お酒が好きなため、学生時代はたまに発泡酒を購入して呑んでおり、社会人になったら毎日発泡酒を呑めたらいいなと思っていました。実際に社会人となり、今では生ビールや他のお酒も購入したり、呑み歩いたり、悠々自適にお酒を楽しんでいます。学生時代にもっとすればよかったことは、呑み歩きです。私の地元、愛媛県には大街道・銀天街という場所があり、飲食店が多くありました。当時はお金の面もありますが、一人でお店に入る勇気がなく、ほとんどできませんでした。機会があれば、愛媛で呑みたいです。
QUESTION.05
いま取り組んでいる(目標としている)ことはありますか?
現在挑戦していることや目指しているキャリアについて教えてください。
現在取り組んでいる目標の一つは、品質・歩留まり向上に関する技術的な改善です。関係部署が集まり、ターゲット、目標を定め、月1の報告会を行い、改善活動に取り組んでいます。もう一つの目標は、現場作業における危険な作業や重筋作業(重い物を取り扱う、力のかかる作業)の改善です。現在、手作業のものを機械を用いて、安全かつ楽に作業ができることを目標に、取り組みを進めています。
QUESTION.06
新入社員に望むこと、就職活動中の後輩たちへのメッセージなどをお願いします。
新入社員には、まずは挨拶を自分からすることを心掛けてほしいです。今は業務に関わらない方とも、今後さまざまな業務や異動をした際に関わることになります。私も以前、初めて直接業務で関わった方が、「いつも挨拶してくれる人だよね」と覚えていてくださり、その後の仕事のやり取りもスムーズに行えました。
QUESTION.07
オフはどんな過ごし方をしていますか?
休日の過ごし方やリフレッシュ方法について教えてください。
オフの時間は、家でゆっくり過ごすことが多く、動画を視聴したり、ゲームをするなどして過ごしています。最近、引っ越しをしたので、近所に良い店がないか、食べ歩き、呑み歩きをしたりしています。また、旅行にもよく行きます。今後、まだ行ったことのない北海道や学生時代に過ごした愛媛県へ旅行したいと思っています。

CAREER STEP
キャリアステップ(未来の私)
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入社1年目
品質・検査業務の基礎を学ぶ
入社後は品質保証として、品質分析業務等を通じて製造工程や技術的な基礎知識を学びました。また、現場実習を通して、現場作業の理解を深めました。業務内容を理解し、課題を見つけ、検査業務の改善を達成した際に、自分の成長を感じることができました。
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入社3年目
新たな部署で製造現場の基礎を学ぶ
開発部に異動したことで、業務内容がガラリと変わり、品質改善、コストダウンを目的に、主に製造プロセスに着目した実験を行うようになりました。製作現場により近い業務となったことで、専門技術をより深く学べました。
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入社7年目
新たな部署で製造現場に直接携わる
鋼線製造室に異動したことで、直接製造現場に携わることになりました。これまでは知らなかった製造現場の安全面や作業面での課題が見えるようになりました。作業者が安全に、そしてお客様により良い品質の製品を届けるため、業務改善、品質改善に取り組んでいきたいと考えています。
SCHEDULE STEP
ある1日のスケジュール
08:30
出社・現場確認、朝ミーティング
出社後、製造現場の状況確認を行います。その後、定例の朝ミーティングにて、製造に関わる各部署から操業設備に関わる情報や今後の予定などを報告します。
09:00
メールチェック
メールのチェックを行います。その後、前日までに決めたタスクを再度確認し、仕事に着手します。
10:00
業務改善検討・会議
製造現場での製品記録に関する業務に関して、課題や解決方法の議論を行います。優先順位を付け、担当部署と協力し、改善に向けた活動を行っています。
12:00
昼食
尼崎の昼食は3つのメニューから選択ができます。昼食の後、私は自席で休憩をしていますが、中には、バトミントンや野球で体を動かしている人もいます。
13:00
決裁資料作成
設備更新、改善など、投資が必要な案件について、資料作成を行います。扱う投資金額が大きく、投資が本当に必要かどうかを見極めるための重要な資料となります。
15:00
品質改善委員会
先月の歩留まり状況・分析結果の報告を受けた後、各テーマの進捗状況や効果を確認し、次のアクションを議論します。
16:00
現場トラブルの対応
生産設備や付帯設備のトラブルが発生した際、現地に行って対応を行います。私だけでは対応できない場合、設備室等に状況を説明し、早期復旧ができるように心掛けています。
18:00
退社
翌日の予定を確認して退社します。明日以降の準備や自分のタスクを整理し、翌日出勤してすぐ業務に取り組めるよう準備をしておきます。