大型で高耐久性を有するエクストラドーズド橋用斜材


開発の背景
エクストラドーズド橋用の大型ケーブルついて、耐久性向上(疲労・腐食)、施工性向上、火災対策、張力計測など多岐にわたる相談があった。
神鋼鋼線からのご提案
φ15.2mmのPC鋼より線を48本束ねた大型の一括被覆ケーブルを開発した。一括被覆ケーブルでは亜鉛メッキPC鋼より線やアンボンドPC鋼より線を標準としているが、お客様の希望で高耐食で疲労特性に優れる内部充てん型エポキシ樹脂被覆PC鋼より線を用いたケーブルとした。
疲労特性を評価する必要があるが、大型のケーブルで試験ができるところが世界的に限られる。本件はシカゴの試験機関を活用し、実物大のケーブルで疲労特性を確認した。
また、エポキシ被覆したケーブルは耐久性や耐疲労性に優れるが、巻き癖が付きやすく、施工性が悪くなる。そこでワックスを塗布したアンボンドのストランドにすることで癖を緩和し、施工性を向上させた。施工性についてはお客様の要望もあり、工場にて引き出し実験を実施して確認した。
火災対策については影響を受ける範囲に耐火カバーを配置した。また、ケーブルの張力についてはケーブルを加振し、固有振動数を解析して計測を行った。


