道路付帯物落下防止用ワイヤロープ

構造用ステンレス鋼ワイヤロープを使用する

●高耐食性
構造用ステンレス鋼ワイヤロープは、耐食性に優れ、構造計算に必要な弾性係数と断面積が規定されています。
標識板、壁攪乱設置標識、防音壁、トンネル天井板、落下防止柵、照明設備、計測設備、トンネル換気設備などの電気・通信施設などに使われています。

【適用ワイヤロープ】

(1)ステンレスワイヤロープ
JIS G 3550(構造用ステンレス鋼ワイヤロープ)
(2)共心形ワイヤロープ(ナイロン被覆、亜鉛めっき)
JIS G 3549(構造用ワイヤロープ)
(3)繊維心ワイヤロープ(ナイロン被覆、亜鉛めっき)
JIS G 3525(ワイヤロープ)

ワイヤロープの仕様

落下防止用ワイヤロープには、耐食性に優れ、構造計算に必要な弾性係数と断面積が規定されている「構造用ステンレス鋼ワイヤロープ」を推奨します。

構造用ステンレス鋼ワイヤロープの機械的性質
ロープ径
(mm)
破断荷重
(kN)
標準断面積
(mm²)
弾性係数
(kN/mm²)
単位質量
(kg/m)
[参考値]
初期ひずみ
(%)
[参考値]
( 2 ) 2.74 1.91 88.0以上 0.016 0.1
( 3 ) 6.16 4.29 88.0以上 0.037 0.1
( 4 ) 11.0 7.63 88.0以上 0.065 0.1
( 6.3 ) 25.8 18.9 88.0以上 0.161 0.1
8 41.7 30.5 88.0以上 0.260 0.1
9 52.7 38.6 88.0以上 0.329 0.1
10 61.8 47.7 88.0以上 0.406 0.1
11.2 77.5 59.8 88.0以上 0.594 0.1
12.5 96.5 74.5 88.0以上 0.634 0.1
14 121 93.5 88.0以上 0.796 0.1
16 150 122 88.0以上 1.04 0.1
18 189 155 88.0以上 1.32 0.1
20 234 191 88.0以上 1.63 0.1
( 22.4 ) 276 239 88.0以上 2.04 0.1
( 28 ) 432 374 88.0以上 3.18 0.1

※1 ロープの構成は、全て7×19 普通よりとする
※2 ロープ径 φ8~φ20は、JIS G 3550による
※3 ロープ径 φ2~φ6.3、φ22.4、φ28は、JIS G 3550に倣い規定したメーカー規格による
※4 単位質量と初期ひずみは、参考値

対象付属物の例
施 設 付帯物
交通管理施設 標識板、壁高欄設置標識
交通環境施設 防音壁、トンネル天井板
電気・通信施設 照明設備、計測設備、CCTV 設備、路車間情報設備、可変式道路情報板設備、可変式速度規制標識設備、トンネル内放送設備、移動無線設備、ETC 設備、トンネル換気設備
交通安全施設 落下物防止柵

適用ワイヤロープ ・ステンレスワイヤロープ
 JIS G 3550(構造用ステンレス鋼ワイヤロープ)
・共心形ワイヤロープ(ナイロン被覆、亜鉛めっき)
 JIS G 3549(構造用ワイヤロープ)
・繊維心ワイヤロープ(ナイロン被覆、亜鉛めっき)
 JIS G 3525(ワイヤロープ)

【使用例】
西日本高速道路(株)・中日本高速道路(株)・東日本高速道路(株)・阪神高速道路(株)・首都高速道路(株)