出社
各プロジェクトの準備を行います
私はエンジニアリング事業部に所属しています。エンジニアリング事業部は、PC鋼材、鋼線、ワイヤロープ、特殊線、これら神鋼鋼線の鋼材2次加工製品を用いて、プロジェクト毎の使用目的に適した製品や工法を開発し、設計~製造~販売、プロジェクトに拠っては、施工~メンテナンスまで一貫して市場に提供できる体制が整っています。
マーケットとしては、スタジアム・ビル・公共施設等の建築分野、大型橋梁・高速道路等の土木分野等になりますが、当社の鋼材を採用してもらうためには、プロジェクトのあらゆる段階で多くの交渉を経ていく必要があり、各段階で交渉すべき御客様は変わっていきます。プロジェクト始動時には、情報をいち早くキャッチし、設計業務を請負うコンサル会社様へ当社鋼材を採用していただく為のPR、 その後、プロジェクトの発注時にはGC等の建設会社様、商社からの引合への見積対応および情報のキャッチアップ、実際にプロジェクトの受注企業が決定(落札)した後には、価格交渉等を経て、正式に受注となります。受注後も、現場担当者様・設計担当者様との製品、納期等の具体的調整、および、社内での製造部門・技術部門とのMTG等、様々なプロセス、多くの打合せを経て、晴れて現場への納入となります。
また、プロジェクトに拠っては現地へ出張することも多く、その際はプロジェクトの打合せや現地の顧客廻りをしています。もちろん日帰りの場合もありますが2~3日現地に滞在することもありますね。
エンジニアリング事業部の醍醐味は、現在保有する製品、技術に留まることなく、常に社会の潜在的ニーズを探り、新しいマーケットを創出することが可能なことです。また、神戸製鋼グループとしてプロジェクトを進めることもありますが、神戸製鋼グループには多種多様な企業があるので、相互協力が可能なことも強みですね。
物を売る仕事のように見えるかもしれませんが、やはり「人 対 人」の仕事だと、強く実感したことがあります。取引先の方に、「会社とか関係なく清水さんだからお願いしたい。一緒に良いものつくろうよ!」と言われたときに、心の奥底からじわりとくるものがありましたね。この仕事をやっていて良かったと強く実感した瞬間でした。
一つの取引でも、扱う額が大きいものですし、各プロジェクト一つ一つに懸命に打ち込んでいるのですが、いつも良い結果が出るとは限りません。その中でも、このように言ってもらえたことは励みになります。スタジアムにしても、橋梁にしても、"誰かが使う"のです。それは自分の家族かもしれないし、友人かもしれませんし、そう考えると日々頑張ろうと思えますよね。
私が学生時代の頃は今のように売り手市場であり、IT企業、ベンチャー企業に非常に勢いがあったと記憶しています。
一方、私は重厚長大産業に憧れがあり、スケールの大きな仕事をしたいという気持ちもありましたし、成果が目に見えて形に残る仕事をやりたいなと思い、当社に興味を抱きました。「鉄は国家なり」という言葉が古くからありますが、現在でも鉄鋼業が社会に担う責任は大きいと思っています。
当社が納めた製品が、竣工した後の建造物の外観から全てが見えるわけではありませんが、その建造物を支える主要な構造の一部であることは間違いなく、建築や橋梁、道路等の社会インフラの整備に貢献している自負があります。
08:30
出社
各プロジェクトの準備を行います
09:00
プロジェクト対応/社内
社内関係者との調整(製造部門・技術部門・物流部門・アシスタント)
顧客との調整(元請・商社・コンサル等)
社内会議
12:45
プロジェクト対応/外勤 打合せ
17:30
本日の業務振り返り(やり残しないか)
明日の業務準備&対応事項ピックアップ(朝一からすぐ業務に取り掛かれる様)
18:30
顧客と会食(情報交換)