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学生時代から鉄鋼業界に興味がありました。私が就職活動を行っていた時は、IT業界がもてはやされていて、IT業界を希望する友人も多かったのですが、私は重厚な産業に憧れがあり、大きな構造物を作るときにも鉄は必要なので、そこで神鋼鋼線への興味がありました。なにせ、スケールの大きな仕事をしたいという気持ちもありましたし、目に見えて形に残る仕事をやりたいと思っていました。「鉄は国家なり」という言葉が古くからありますが、現在でも鉄鋼業が社会を担う責任は大きいと思っています。当社が納めた製品が全て外から見えるわけではありませんが、対象物を支える主要な構造の一部だという自負があります。
私の仕事内容は、ばねや多様な形状に加工される特殊な「鋼線」を販売する仕事です。当社の鋼線で加工された「ばね」等がどこで使用されているかと言うと、車のエンジン部分やプリンター、リモコン等OA機器の部品などで、多くの人の生活の身近な場所で使用されています。目立たないところで使用されてはいますが、無くてはならない重要な役割を担っていると言えます。
営業の主な仕事は、客先の要望聴取、納期調整、新規受注アイテムの対応、クレーム対応、市場の動向把握などです。営業として、客先とのコミュニケーションは非常に重要です。一方で、当社は製造業ですので、生産現場である工場とのコミュニケーションも欠かせません。勤務時間内でも、工場の担当者とのやり取りが大きなウェイトを占めています。
私が携わっている製品は、自動車などの見えない部分ではあるのですが、人々の役に立っていることに誇りを持っています。道路で車が走っているところを見ると、ふと自分の会社の材料が使われているのかな、と考えたりして嬉しくなります。営業として先頭に立って製品を販売している部分に大きなやりがいを感じています。
私は入社してすぐは営業ではなく、総務部にいました。2つの部署を経験して言えるのは、どの部署でもオンオフの切り替えが非常にはっきりしているという部分です。仕事のときは言うまでもなく本気モードですが、オフになると先輩・後輩問わず和気藹々としています。ゴルフやフットサルをしたりと、社内の結束力が強い会社だと感じます。
営業に異動してから間もなくのことでしたが、私の担当しているお客様から工場の通常の生産では絶対に間に合わない納期の要望がありました。その際、私は自分一人で対応しようと奔走しましたが、何の解決にもならず八方塞がりになってしまいました。結局、先輩に助けを求めて生産現場である工場全体と話をして頂き、無事納期の対応をすることができたのですが、自分の考えの甘さを痛感しました。自分で対応できること、対応できないことの見極めが出来ていなかったと思います。また、後者の場合「状況を整理して早期に連絡」することが大切であると身を持って感じました。今は教訓にしています。
選考が進むにつれて、多くの神鋼鋼線の先輩と話す機会があり、その時に「この先輩方と一緒に働きたい!」と強く感じたことが一番大きかったです。就職活動では、もちろん他の会社も受けていましたが、この会社の人達は「人としての魅力」を持った人が多いと思いました。その環境に身を置き、自分自身を磨いていきたいと。そして何と言っても、私の地元に架かっている世界最長級の大橋、明石海峡大橋のケーブルにも当社材が使用されているということを知り、そのスケールの大きさに憧れて入社を決意しました。
08:30
出社
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09:00
工場との生産状況打合せ
工場の生産状況に合わせて客先との納期調整
客先訪問用の資料作成
13:00
客先訪問
17:30
帰社
報告書の作成や明日の客先訪問の準備など