渦流探傷システム(非破壊検査)

吊構造用ケーブルには樹脂等の被覆されたものもありますが、ケーブル点検のためにはその被覆を除去する必要がありました。
当社の渦流探傷システムは、 既存の被覆の上から調査することが可能で、腐食の進んでいる個所を発見することができます。
また、非常に軽量且つコンパクトな装置を使用していますので、現地での作業が短時間で容易に行うことができます。


【仕組み】

コイルに交流電流を流すと磁界が発生します。
このコイルに金属(導電性物質)を近づけると次のような変化が生じます。
1 近づけた金属に渦電流が発生します。
2 コイルの電流に変化が生じます。
渦流探傷システム仕組み
この原理を利用して、材質の違い(異材混入、材質確認)や形状の変化(腐食、割れ、傷)を調べることが出来ます。

【特 徴】

被覆材の上から測定可能
 被覆材が非導電性、非磁性であれば測定可能です。
 金属でも被覆が薄ければ可能な場合があります。
機材が軽量
 計測器+電源+センサーで20kg以下

◎ケーブルの腐食状況は、装置のモニターでリアルタイムに表示されますので、即座に腐食部の被覆を開封し、ケーブル素線の調査を実施することが可能です。

ケーブルの腐食状況は、装置のモニターでリアルタイムに表示
【検出データ】【核当部の開封状況】

【検出データ】【核当部の開封状況】