防食テープ

酸化重合硬化型テープの特性

酸化重合硬化型テープは構造ケーブル用に開発された粘質で柔軟なテープです。
プラスチック系の布にアルミ系コンパウンドを含浸させて、太陽の光、熱および酸素を吸収して表面を硬化させ、各特性をコントロールするメカニズムを有しています。

特性 試験方法 試験結果
サーマル
ショック
(止水性)
研磨鋼板にテープを貼り付ける。
20℃   -20℃
2h +  2h
└───┘
50サイクル繰り返す。
テープの浮き、剥がれ:無し
鋼板の発錆:無し
密着性 テープをSUS板に貼り5kgローラーで1往復させた後、
テープを剥がしてコンパウンド面積を測定する。
ペトロラタム系テープに比べて、
稠度:2~3倍(≦70℃)
保持力
接着力
上記の供試材を20℃、50℃、80℃の各温度で30分放置した後、
吊下げが1時間可能な荷重を測定する。
吊下荷重
        放置温度

テープの種類   
20℃ 50℃ 80℃
酸化重合硬化型
テープ
300g 150g 100g
ペトロラタム系
テープ
100g 50g -
耐熱性 90℃連続使用 5年 油の垂れ、テープの剥離がない。
防食性 酸化重合硬化型テープのコンパウンドと一般塗料を各々鋼板に塗り、
72時間塩水噴霧試験を行う。
コンパウンド塗り鋼板:発錆無し
一般塗料塗り鋼板:発錆
伸縮性 テープの クラック、切れ、浮き:無し